株式会社 インテリアナルシマ
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抗ウイルス壁紙とは
抗ウイルス壁紙とは、表面に塗布された抗ウイルス性成分が、ウイルス表層のたんぱく質を変質・分解し不活化させる効果のある壁紙です。壁紙の抗ウイルス性能については、人に悪影響を及ぼす代表的なウイルスであるA型インフルエンザウイルスやネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替)において試験結果が公開されています。 抗ウイルス壁紙は、ブランク(ガラス板)に比べ、ウイルス数を減少させることが実証されています。壁紙に付着したウィルスを減少させる効果のある抗ウィルス壁紙。感染力のあるウィルスを不活化させる壁紙を貼ることで、感染症予防や感染拡大防止に効果が期待できます。抗菌効果も持つため、病院・福祉施設などの他、多くの人が集まる商業施設の壁紙にも最適。表面に塗布された抗ウイルス性成分が、ウイルス表層のたんぱく質を変質・分解し不活化させる効果のある壁紙です。
感染対策しやすいウイルスの種類
抗ウイルス機能の壁紙は、どのウイルスに対しても同じ効果を発揮するわけではなく、ウイルスの種類によって効果が表れる時間が異なります。抗ウイルス壁紙の効果は、インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどには比較的早く、ノロウイルスには時間をかけてウイルスの不活化を行います。ウイルスはエンベロープの有無で大きく2つに分類することができます。
抗ウイルスの観点からみると、感染対策しやすいウイルスとそうでないものの2種類があります。それは、ウイルスが、「エンベロープ」という外側の膜を持っているかどうかです。 このエンベロープの有無によって、抗ウイルスの効果が全く異なってきます。
抗ウイルス機能が働きやすいウイルスの種類
エンベロープは破壊しやすく、それが壊れるだけでウイルスとしての機能はまったく失われます。つまり、「エンベロープ」があるウイルスの方が、抗ウイルスの機能が働きやすいのです。エンベロープがあるウイルスには抗ウイルスの機能が早い段階で発揮され、高いウイルス感染対策効果を得られます。一方エンベロープのないウイルスに対しては、全く効果がないわけではなく、時間はかかりますが、ゆっくりとウイルスの感染対策を行います。アルコール消毒の場合にも同様で、エンベロープのないウイルスは感染対策されにくく、早く蒸発してしまうアルコール除菌ではあまり効果がないことも。しかし、アルコールを酸性もしくはアルカリ性にすることで、このエンベロープを持たないウイルスに対しても感染対策の効果があるようになります。そのため、除菌アルコールの製品は「酸性アルコール」もしくは「アルカリ性アルコール」のどちらかが使用されています。空間の除菌には「次亜塩素酸ナトリウム」などが両方のウイルスに対して効果を発揮します。
抗ウイルス試験においては、2種類のウイルスで実験を行っています。1つがエンベロープを持つインフルエンザウイルス。もう1つがエンベロープを持たないネコカリシウイルス。感染対策しにくいウイルスでも、2時間で99.99%以上のウイルスが感染対策しています。(1.0E+3は1,000、1.0E+8は100,000,000という意味)一方、抗ウイルス機能がなければ、8時間経過しても10%以上のウイルスが残っています。
中国で発生した新型肺炎 コロナウイルス「COVID-19」は感染対策しやすいタイプ
コロナウイルス「COVID-19」は、エンベロープを持つタイプ。そのため、これまでの実験結果を照らし合わせると感染対策しやすいウイルスのグループに属します。ただし、一般的にコロナウイルスの外膜の形はインフルエンザ等の普通のエンベロープをもつウイルスより独特で、大きな突起状のものがあるため、同等の効果が得られるかは不明です。